硬さの校正
弊協会は、ISO/IEC17025の要求事項を満たしている国際MRA対応JCSS認定事業者として、国家標準とトレーサブルな特定二次標準器、および常用参照標準を有しています。
各標準とトレーサビリティがとれた校正を行うことにより、校正に使用した標準器、計測機器もトレーサビリティを確保します。
JCSSは、計量法に基づく校正事業者登録制度の標章です。
弊協会の試験所は、国際MRA対応JCSS認定事業所です。
0022は、弊協会の試験所の認定番号です。
1.計量法校正事業者登録制度(JCSS)による校正または一般校正による内容
 
種類 内容 備考
ロックウェル硬さ試験機
ロックウェル硬さ標準片

(※1)
20 HRC 以上 65 HRC 以下 JCSS-MRA ○
30 HRBW 以上 95 HRBW 以下
30 HRA 以上 85 HRA 以下
40 HR30N 以上 85 HR30N 以下
40 HR30TW 以上 80 HR30TW 以下
「ASTM E18 に準じる方法」による校正

従来の「JISに準じる方法」による校正に加えて、
新たにJCSS-MRA校正でのご対応が可能となります。
(ご対応可能スケールは、上記内容と同様)

ビッカース硬さ試験機
ビッカース硬さ標準片

(※2)
100 HV~900 HV、 試験力0.09807 N~490.3 N JCSS-MRA ○
ブリネル硬さ試験機
ブリネル硬さ標準片

(※2)
100 HBW (5/750,10/500,10/1000,10/1500,10/3000) JCSS-MRA ○
200 HBW (5/750,10/1000,10/1500,10/3000)
300 HBW (5/750,10/1500,10/3000)
400 HBW (5/750,10/3000)
500 HBW (5/750,10/3000)
600 HBW (5/750,10/3000)
各種硬さ試験機
各種硬さ標準片
JCSS-MRAの登録範囲外も含め、 全種類の硬さに対応
  • ※1) 校正の方法は、JIS及びISO又はASTMに準じる方法。
  • ※2) 校正の方法は、JIS及びISOに準じる方法。
  • ・上記は、弊協会試験所の測定室での対応可能品目で、硬さ試験機の校正は現地出張校正によりご使用の場所においてご対応可能です。
  • ・JCSS-MRA以外の弊協会一般校正については、成績書、トレーサビリティ体系図が発行されます。
 
2.硬さ標準片の販売及びブリネル試験機用超硬合金球の販売
 
3.各種ダイヤモンド圧子の検証・校正
(国研)産業技術総合研究所 計量標準総合センターが開発した標準ロックウェルダイヤモンド圧子設定システムにより、標準圧子を設定し、JCSS認定事業を希望している機関や企業に、標準ロックウェルダイヤモンド圧子を供給致します。国内では、弊協会でのみ供給をおこなっております。
 
4.測定室の環境
・硬さ校正室A :温度 23℃±5℃
・硬さ校正室B :温度 23℃±5℃
 
5.主な設備
・特定二次標準器  :硬さ標準片
・各硬さ基準機   :計量研形基準ロックウェル硬度計(2台)
・校正用機器    :顕微コリメータ・干渉縞方式角度測定器
 
長さ・硬さの校正のご依頼について
下記よりファイルをダウンロードして頂き、詳細をご記入の上、
e-mail 又はFAXでご依頼いただきますようお願い申し上げます。

▼依頼書(見積書)